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量産から世界へ-2- 一説では江戸時代前期の明暦元年(1655年)、加賀大聖寺藩主前田利治は、その頃肥前有田だけで量産されていた磁器業を加賀でも実現させるため、藩士後藤才次郎を有田に遣わしたが、守りの固い有田にあって技術盗用がかなわず、渡来人陶工を連れて帰って築窯したとも言われています。その後華やかな展開をみせたにもかかわらず、約50年ほどで廃窯。その原因に幕府の圧力、推進者や陶石の欠如などといわれるが判然としていません。 さらに約100年を経過した文化年間(1800年頃)に加賀藩は京都の文人画家青木木米を招き、主に呉須赤絵写しを中心とする日用雑記を焼成。のちに金沢城の火災によって廃窯するが、木米の弟子本多貞吉は小松市に陶石を発見したことから、若杉窯を開く。これを契機に新しい窯が次々におこり、九谷焼は再興され量産の道を歩み始めました。 これが産業的に確立されたのは明治時代。 地元問屋の強力な販路開拓により輸出貿易品としての活路を開き、当時の万国博に出品して世界にその名を知られるようになりました。 現在では海外王族のご成婚のお祝い品をはじめとして、皇室よりの記念品、歴代総理の外交品として九谷焼は世界の華やかな舞台で活躍し続けています。 参考文献:『伝統工芸品銘鑑』サンケイマーケティング、以下同 |
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